アプローチ整体院ブログ

三重県四日市市で一流プロスポーツ選手のケア&トレーニング指導を行っている整体院&整体スクールのブログ! 妊娠・出産・育児に関連する事を特に得意としています。 三重県で本格的な整体を受けたい、学びたいならアプローチ整体院へ!

姿勢

人間はコマの様なもの:老化と姿勢の話

西洋医学と整体学の違いもコマ

最近は正月でもコマ回しを見かけませんが、人間とはコマの様だと思います。
コマは勢い良く回っている時は、安定して立っています。これは若くエネルギーの有る時の人間。
コマは勢いを失うと不安定になり、やがて倒れます。これは老いて死に向かっている人間の様子。
(若くてもエネルギーの無い方が増えましたが・・・)

西洋医学と整体学の違いもコマの様子で説明が出来ます。
西洋医学はコマという物体に着目し研究した学問。止まっているコマを研究した様。
整体学はコマが回る力とそれによって立つ所に着目し研究した学問。回っているコマを研究した様。

西洋医学の元になるのは解剖学。
これはそもそも死体を解剖して分かってきた事で出来ている。だから止まったコマを、「コマってどんな構造なんだ?」と調べた様子な訳です。
整体学は人間の生きている様子自体に興味を持って調べた訳です。生きた人間は物じゃありませんから、目に見えない心の動きも影響するし、1人で生きている訳じゃないから、1個体だけ調べても分からない事が多い。

人間と物の違い

もうちょっと細かい所を言えば、西洋医学はコマを構成する材料を個別で調べた。個別に調べた物を集めたら全体の構造が分かると考えた。
コマなどの「物」ならそれで良いでしょう。
しかし人間は物では無い。 
五臓六腑、四肢五体の集合が人間なのでは無いのです。受精卵の時点で手足は無いでしょう?そもそも人の形すらしていない。
それが段々と人間の形になっていく訳で、手とか足が別々に出来て、それがくっついて完成する訳じゃ無い。

人を物の様に考え、個別に研究して、色んな学者が様々な論文を出す。その結果を寄り集めて、人間を理解した気になる。
心理学だって同じ。心だけ取り出して考えているから、いつまで経っても分からない。心だけ単体で有る訳じゃ無いのだから、何を調べているのか、私には理解できない。人の心や、その動きとはかけ離れた結論が出るだけだろうと思う。

受精してからだけでなく、受精に至るのにも働く力がある訳ですから、そういう見えない所にこそ人間を知るのに重要な事が有ると思うのです。
現状の科学力で検証できない事、検証していない事を非科学とするのは、本当に正しいのか疑問。
可笑しな検証の仕方であっても、その結果を科学的だとしているのですから、なかなか鵜呑みにするのも怖いと感じています。

姿勢

人間というのは面白いもので、四足歩行の構造のまま直立二足歩行をしている。進化途中なのか、いつでも四足に戻れる様に中途半端な状態を取っているのか?それは不明だけど面白い。
(この話については、以前書きましたので、興味の有る方は過去記事をお読み下さい)

巷で猫背を正すとか言って、「姿勢矯正」を謳っている治療院は多い。
だけどほとんどは姿勢など観てもいない。
観ているのは上述した西洋医学と同じで、「物としての姿」でしかないのです。

その証拠に、大体がビフォー・アフターの写真を載せて比較している。そこに「姿の勢い」は現れていない。
何を観ればいいのか、強いて言うならビフォーよりアフターの方が健康状態が悪化している事は分かるから、それをみればいいのか、何とも可笑しい。


例えば体運動習性でいう呼吸器型5種の姿勢は、「前へ前へ」です。
6種なら「後ろ」。
消化器型なら「左右」。
頭脳型なら「上下」。
他もありますけど、そういう事なのです。真っ直ぐが良いと思われている様ですが、真っ直ぐなタイプなどいない。必ず偏りが有るし、人間の体構造から考えれば、それが当然なのです。
なぜなら直立二足だから。この構造で偏りが出ないはずがないのです。
伝説的な武道の達人、例えば合気道の塩田剛三でさえ偏りがあるのです。(余談ですけど、塩田剛三は私と同じ体運動習性ですね)

そうやって生まれつき、真っ直ぐでは無い偏りがあって、それがその人にとってのベストな訳です。
それを無理に真っ直ぐに変えようと言うのですから、なかなか恐ろしい話ですよ。
そんな事をすれば、体への悪影響だけでなく、心理的な悪影響も出る事は避けられません。これが分からないから平気で骨格を弄れるのでしょうが、もし後で姿勢の事が分かってしまったとして、良心の有る人なら後悔に苛まれるでしょう。
まあ、私も姿勢を全部理解しているとは思っておりませんが。


最初に挙げた5種を真っ直ぐにしたとします。
前へかかっていた勢いを後ろに下げる事になりますね?
つま先に乗っていた体重が踵に移る。
5種というのは体が強いのですが、ある時を境に急激に弱るタイプです。それが前への推進力を失った時で、老化のタイミングなのです。
それを姿勢矯正だと言って、高額な料金を取ってそんな体にしちゃうのですから、やっぱり現代人は不健康好きなのだと思いますね。

それで真っ直ぐになった5種は体に勢い(元気)がなくなりますから、精神的にも気弱になる。
考えるより行動が先なタイプなのに、6種的になり、行動したいけど出来ないから喋る事になる。だからそうでもなかった人が、急にお喋りになったら要注意なのです。
5種だけ例に挙げましたけど、他のタイプだって真っ直ぐがいいなんて事は無いのです。

コマならどのコマでも真っ直ぐ回るのがいいでしょう。美しいし、安定しているから、一番よく回る。
だけど人間はコマと違って色んな形があって、それぞれにそれぞれのベストな回り方があるのです。とんでも無い姿勢こそが、最も回りやすいのだ!というタイプだって有るのです。
皆一律という訳にはいかない。
だけど一律に考えたがる。そこに矛盾が有るから大変です。
「個性」だとか何だと言う割に、多くの方が個性を度外視している物を信仰しているのだから、心に何か引っかかるのでしょう。

医者が患者をろくに観ないのは、却って西洋医学者っぽい

3分診療だとか、患者の顔も観ない。
そういう話をよく聞きますね。
だけどそりゃそうなのです。人を物の様に研究してきた西洋医学なのですから、患者を物として観るのが普通でしょう。患者がお金に見えている医者もいるでしょう。
そういう医者の方が西洋医学者っぽい。

だけど私は整体学の人間ですから、そういうのは好まない。
病院へ行く機会は無いですけど、行くとしたら、人として観る医者を探したい。表面的な観方ではなく。

こんな書き方をしておいて何ですけど、西洋医学が悪いとは思っていないのです。
ただ今の現状は正しく無いと思う訳ですね。
これも人間が生物だからこその、見えない力の話ですが、1人1人の医者は結構良かったりするのです。医師も集団になると別の生き物の様になってしまう。

交通事故など、大怪我をした場合において、体がグチャグチャの粉々になっている状態では整体をしている時間は無い。
やはり外科手術が最適。
その術後の回復を手伝う事は整体の得意とする所ではありますが、一命を取り留めるには外科医の力が不可欠。
虫歯が出来たとして、やはり歯科医の技術が最適。歯の痛みを止める急処は整体師も知っているけど、歯を削ってあげる事は出来ない。
視力を回復させる方法は知っているけど、手間も時間もかかるから、現実的に出来ない人も多い。そういう場合はやっぱり眼鏡やコンタクトが最適だし、コンタクトを処方するには眼科医がいる。
「いや、これは要らないだろ・・・」という科も多いけど、必要不可欠なものもある。
ヤブもいれば名医もいる。たぶん何の世界でもそうだと思う。
一流もいれば五流とも呼べない者がいる。

まとめ

さすがに長く書きすぎました・・・
「あ、人間ってコマっぽい」と思い、そこから考えていたら広がり過ぎました。
便宜上、ブログでは西洋医学と括ってしまっておりますが、日本国内の話に限定して書いております。海外では、西洋医学者である医者でも、また違った観方をしている場合が結構ありますから。
だから日本の医療問題というのは、医療費だけの事じゃないと思うのです。かなり根の深い大きな問題。

自分で自分を不健康体に近づける様な事を健康法のつもりでしているし、老化を早める様な事を若返り法だと思ってやっていたりする。
何でこんな事をするかというと、鈍感だからですが、不健康な方が構ってもらえる。寂しい気持ちが人を不健康にするし、健康にならない様にブレーキをかける。
病気が治っては免罪符を失いますからね。 
こんな事を言うと怒る人も多いでしょうけど、違うならば怒る必要も無い。いちいち怒ってしまうのは、何故でしょうか?そういう力はどこから来るのか?それだけ力が有るなら、治る方へ使えばいいだけなのです。
こういう力と病気を治す力は別物だと思っているのでしょうが、同じなのです。結局は生きる力ですから。

生きる力を失っている人に、つまり死の方向へ向かっている人に、生きる方へと方向転換させるのが整体。そういう言い方も出来るでしょう。
迷子になっている方が多い感じですね。

seitai school

【嘘】デスクワークで腰が痛いのは姿勢のせい?

先日書きました「偽専門家ばかりの整体教えて掲示板」にあった質問。
何を書こうかと迷いまして、この掲示板にある質問からピックアップしてみようと思います。

そこの掲示板に、デスクワークをしていて腰と目が疲れる。どうしたらいいか?という風な質問がありました。
その掲示板に直接回答してもいい訳ですが、何だか偽専門家と一緒にされたら嫌だな・・・と思いまして、自分のブログに書く事にします。


興味の有る方は掲示板を見て欲しいのですが、回答が無茶苦茶です。
「それは間違い無く姿勢不良が原因です」
などと書いている。
間違っていると思います。

姿勢が悪いから痛む。グッズを使って何とかせよ。
書き方はもっとソフトでしたが、こんな内容ばかり。
一件だけ蒸しタオルを推奨していましたが、そこもそれ以外の回答に問題があり、結局一件も整体の観点から答えていない。残念で仕方無いのですが、それが現状なのでしょう。


正しい姿勢とは何でしょうか?
人種も性別も年齢も体格も生活習慣も違うのに、全部に共通した「正しい姿勢」があるのでしょうか?
特に今回のケースでは、仕事中に痛くなる訳ですから、姿勢に気をやっていては仕事にならない。姿勢なんて気にしていたら、余計に無駄な力が入ってしまって痛みは増すばかりです。

整体には人をタイプ別に分類する「体運動習性」 という考え方があります。
タイプ毎に姿勢は異なります。
あるタイプでは足を上に上げると休まる。行儀は悪いですが。
あるタイプならしゃがむと休まる。このタイプは、そもそも椅子は合わないのです。
この様に、人によって全然違う。
質問の内容からは、どのタイプか判断できる材料がありませんでした。
「あぁすると良い。こうすると良い」と、ストレッチだか何だかをすべきと書いている者もおりますが、どのタイプだと判断したのでしょうか?盲目的回答に思えます。


腰にしても目にしても、辛くなる一番の原因は姿勢ではありません。
整体的に答えるなら、「自発的行動で無いから」です。
仕事をやりたくてやっていない。やらされている形になっているから痛む。そういう事です。
自発的にやっていたって疲れはしますけれど、疲れ方は全く異なります。それが一番の問題。
楽しくも無い仕事をやっていては、体を毀して当然なのです。自分に合った、やりがいの有る仕事を見つけた方が良いでしょう。色々と理由を付けて探そうとしない人が多いですが。
デスクワークは動きが少なすぎますね。人間も動物なのに、これでは不健康になるのが普通です。もっと体力を消費して、余らせない様に工夫する必要はあります。

応急処置的な対処法としては、まあ確かに目に蒸しタオルを当てる事は良いでしょう。
これは目だけでは無く、肩こりの緩和にも繋がるでしょうし、他にも様々な効果が期待できる優れ物です。推奨致します。(必ず蒸しタオルでお願いします。他の物では代用できません)

腰の方に関しては、水分補給を推奨します。
腰痛と水分補給。話が見えないかもしれませんが、この時期の腰痛というのは乾燥が原因となっている事が多いのです。特にデスクワークの方々は、騙されたと思ってやってみて欲しいです。
ただし、一般的に言われる水分補給は間違っていると思っています。
秋ですから、オススメしたいのは熱いスープを飲む事。別に鍋の汁でも結構ですが、熱いお茶では代用できません。スープでお願いします。
他にも水分補給に関しては、色々と間違った情報が多いと感じています。秋になると、お客さんに頻繁にこれを説明している気がします。「スープ、飲んでますか?」と。
秋に頑張っておくと、冬はそれほど意識せずとも乗り切れます。逆に秋を疎かにすると冬は大変でしょう。


という訳で、デスクワークで腰が痛いのは姿勢不良のせいではありません。
姿勢は自分なりに楽な姿勢で結構です。それが他人から見れば変な姿勢であっても。私などは椅子が苦手ですから、椅子の上にしゃがんでおります。(今もそういう姿勢で書いています) 

猫背だからと無理に姿勢を正すのは間違い

猫背など、姿勢が悪い人の中に「頑張って姿勢を正しているんですけど、なかなか良くならなくて」と言われる方がおられます。
こういう人が言われるのは、「姿勢が悪いから猫背になるんですよね」という風な事です。
整体の観点から言えば、これは間違っております。

姿勢が悪いから猫背になる、という事はあり得ません。では一体なぜ姿勢が悪くなったのか?そこが抜け落ちております。
猫背と一口に言われますが、色んなタイプがあります。最近多いのは、肩が前に巻いている様な人です。
これは体運動習性で言う所の呼吸器型です。6種と呼ばれるタイプで、生まれつきこういう体型の人もおります。
呼吸器が弱いと、この様な姿勢でいる方が自然なのです。

生まれつきでなく、後天的に呼吸器が弱ってこうなる場合もあります。
あるいは成長段階において、呼吸器の発達に支障を来している事もあります。
いじれにせよ、問題は呼吸器。
以前から多いのは胃腸の弱りによる猫背。これは今も多いです。


この様に、臓器の弱りから姿勢を悪くする事が多いのです。
それを気張って姿勢を正そうとしたって、まあ持って1~2分では無いでしょうか?そんな事は余分な事であって、言ってしまえば無駄です。
無駄所かやらない方が良いのです。
こういう無理をすると、体は余分に硬直しますから。

筋肉をつけて姿勢を正そうとするのも、正しいとは言えません。
元々誰でも筋力差はありまして、それで姿勢が崩れるというのはあるかもしれませんが、大した問題とは思えません。
筋力差を整えて姿勢を正そうと思っても、丁度バランスが取れる様になんて言う事は余分な考えであって、左右均等なら良い訳でも無いのです。
その人にとってのベストがある訳で、それを無視したものではいけません。
左右型と呼ばれるタイプがありますが、これなどは生まれつき大きな左右差がある訳です。そういう事も無視してしまっては、却って健康から遠ざかるでしょう。


姿勢矯正と言うものも流行っておるそうです。
姿勢を筋肉や骨格を整える事で叶えようという訳ですが、それだけを観て姿勢を語る事はできません。
すでにある治療術より優れているならば登場しても不思議はありませんが、姿勢の理解が足りていないと私は思いますから、全く不要なものだと思っています。

とにかく、無理に姿勢を正そうとしたり、矯正する事は避けるべきだと思います。
どんな理由で姿勢が悪くなっているのか?それをしっかり突き止める事が不可欠です。
「普段の姿勢が悪いからだ」とか「筋力差があるからだ」とか言う様な治療院はオススメ致しません。
よく調べて、信頼できる所を見つけてください。
ちなみに、足の長さの違いを指摘する所が結構多いそうですが、こんなものは大体一瞬で揃います。自分でも出来る事だと思います。しかし揃える事自体には大した意味はありません。そういう話が出たら、まあその程度の所だとご判断ください。
大事なのは、そんな事では無いのですから。 

姿と姿勢は違う!姿勢矯正の嘘

姿勢という言葉には、「姿」の他に「勢い」が入っておりますね?
一般的に言われている姿勢という言葉の使い方であれば、「姿」だけでいいのです。わざわざ姿勢と言うからには意味があるはずです。

整体は「勢い」というのを重視しています。
何か行動を起こすには勢いがいる。その勢いは自らの内から起こります。
分かり難いと思うので例を出します。
同じ2km歩く場合であっても、何の目的も無ければ歩きたくないですね?たった2kmでも。
それが好きな人に会いに行くためという目的があれば、これは平気で歩けます。逆に嫌いな人に会いに行くなら、2kmどころか100mでも歩きたくない。
こういうのが内から起こる勢いであり、日々生活する中で欠かせないものなのです。


姿勢矯正などというものがあります。
整体がわざわざそんな言葉を使う事は無いのですが、まあ世間一般にはあります。
姿勢の矯正なのですから、静止画で映る姿では無くて、勢いの調整が伴っていないと可笑しい。しかしどこを見ても、単に姿の矯正をしているに過ぎず、勢いなどどこにも無い。
しかもその矯正が、矯正前の状態の方がマシな事すらザラにあるのですから、これは酷いものです。
私なら絶対に受けたくない。

猫背矯正、O脚矯正、骨盤矯正、斜頚の矯正を希望される方もおります。
これらが全部、ただ単に骨格の問題だと思われている人が、何故だか治療家にも多い。そんなはず無いのです。
私は骨盤矯正を毎日やっておりますが、何人観ても思うのは、やはり骨だけの問題では無いという事なのです。
そこに勢いが関与するのです。
骨盤を整えたいと本気で思っている方は、本当に予想を上回る速さで、予想を上回る結果を出します。とりあえず整えといた方がいいやろ、という方はそうはいかない。
勢いを付けるのも技術の内ですから、色々工夫はしてみます。それでも難しいケースもあります。骨格は整えますけれども、受け手の無意識の反発を受ける事もしばしばあります。それで勢いが付かない。
骨盤が整っても、それだけでは整体師として満足出来ないのです。
やはりそれを通して、丈夫になっていただきたい。


絵にも勢いのある絵と、そうでないのがありますね。
名画と言われる絵には勢いがある。大人しい風景画のはずであっても、それでもやはり勢いを感じる。
単に上手な絵には勢いはありません。
絵にはよっては、今にも飛び出さんとする絵もあります。
写真も同じです。良い写真とそうでない写真の違いは勢いにあると感じます。

人の歩く姿を見ていても、元気な人には勢いを感じるし、そうでない人は勢いが感じられない。
以前、食べる姿で老化具合が分かると書きましたが、あれも勢いなのです。

パっと見で真っ直ぐな姿になっているかどうか?そんな事はどうでもいいのです。
人それぞれ最適な姿勢があります。わざわざ崩さなくたっていい。見た目は良いのかもしれませんが、整体師から見たら全然理想から遠いのです。
真っ直ぐが、むしろ歪んでいる姿。不自然。全然美しくない。
そんな場合は結構多いのです。
相応しく無い姿になっている方は、何をしていても勢いが感じられない。生きているけど死んでいる様にすら見えます。
「木が歩いている」と私は表現してしまう事がありますが、何か生気の感じられない人間が増えている様で不気味ですらあります。それでいて本人は健康のつもりです。あまりに鈍い。
その鈍いのを、さらに強い刺激でグイグイ押したり揉んだりしたら、いよいよ麻痺して治らない。壊し屋さんですかね。


姿勢を語るには、絶対に勢いの話が抜けないはずです。
それなのにアチコチのHPやブログを見ても、そういった話は出てこない。本当は姿矯正をしているだけなのに、姿勢矯正だと嘯いている。
姿勢を知らずして、姿勢を整える事なんて出来るはずもない。

「勢い」は整体の極意とも言えるでしょう。
これなくして整体は語れないくらいです。だから本当はもっと深い。
ある病気の人はこういう姿勢を取る等という事もあります。それすら観なくて、単に骨格を矯正していたら、せっかく自分で姿勢を変えて調整していたものが無くなります。それでいよいよ病気も本入りになってくる。
そういう風に、知ってか知らずか分かりませんが、治療家を気取って人の健康を害している者が増えました。
毀して毀して、それで「上手く出来た」と満足しているのです。
確かに毀す事は時に必要ですが、そういう事ではない。本当にただ健康を害す行為をしている。たしか健康を害す行為は法律上認められていないのですが、これはどうなっているのでしょう?
 

【整体から観る】心臓の状態をチェックする方法

心臓については改めて説明するまでも無いと思いますが、心臓の状態を日頃どうやってチェックすれば良いのか?これはご存知ない方が多いと思います。

「一息四脈」という言葉があります。
これは1回呼吸する間に4度脈打つのが正常な状態である、という意味です。
誰でもチェックできる簡単な方法だと思います。

脈拍数は西洋医学でも計測しますが、東洋医学では呼吸と合わせて判断しなければ意味がありません。
たとえ脈打つのが早くても、それと同時に呼吸も早くなっていれば正常です。
発熱時など、呼吸が荒くなりますよね?
あなたの体が正常な状態であれば、こういう時でも一息四脈を守っているはずです。これが乱れていれば、ちょっと心配した方が良いでしょう。

内臓も筋肉で構成されている事はご存知でしょうか?
もちろん体を動かすための筋肉とは別の種類ですが、これを平滑筋と言いまして、れっきとした筋肉です。
が、心臓だけは特別で、心筋という特殊な筋肉で出来ています。
この心筋は優れもので、平滑筋は疲れにくいかわりに力が弱いという特徴があるのですが、心筋は力も強いし疲れにくいと言われています。
これは絶えず血液を全身に送り届けないといけないために、こういう作りになっている訳です。

という風に西洋医学では言われるのですが、整体から考えた場合、心臓は意外と疲れやすい臓器であるとみています。
しかしそれは気づきにくく、そのために夜中などに突然苦しくなったりします。
前触れが無い様に思われがちですが、実はちゃんとサインが出ているのです。
サインの出方は様々なのですが、皆さんは上記の「一息四脈」でチャックしていただくと良いかと思います。
乱れがあれば心臓が疲れている可能性が高いので、専門家にご相談ください。(この段階ではまだ病院へ行っても異常は見つけられないかもしれませんが)

心臓に負担をかける要因はたくさんあるのですが、近年増えているのは「腕の部分疲労」です。
腕の部分疲労の危険性は何度か書いてきましたが、本当にこれは気を付けていただきたいと思っています。
現代の仕事は全身運動ではなく、デスクワークなどで腕だけを部分的に酷使しているケースが多く、この疲れは肩甲骨を硬直させ、肺や心臓に大きな負担をかけてしまいます。

それだけでなく、体というのは一部分の機能が低下すると他でカバーしようとする性質があるのですが、腕を庇った結果として前かがみの姿勢となり、肋骨が下に下がります。
こうなると心臓や肺だけでなく他の内臓も圧迫されてしまい、働きが低下してしまいます。

内臓の疲れは非常に気づきにくく、気づいた頃にはかなり進行してしまっているものです。
なるべく早く異常を見つけ、ケアを始める事が重要。
是非とも一息四脈を使ってみてください。
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