「酸素カプセルは地震の時大丈夫か？」という記事のコメントで、「酸素カプセルは早く老けますよ。よく調べてください！」と参考URL付きでご指摘をいただきましたが（すでに返信済み）、これこそが酸素療法によくある誤解です。

この方が載せてくれていた記事を見ましたが、ここで否定されていたのは「酸素バー」の様に加圧しないで酸素を送り込むタイプの酸素カプセルでした。

私も酸素カプセルを導入するにあたり、メリット・デメリットをしっかり調べています。それこそ何ヶ月という時間を使って。
そこで分かったのは、酸素カプセルには高濃度酸素を使用するタイプと使用しないタイプがあり、使用しないタイプがアスリートや著名人に使われている物で、いわゆる本物だと分かりました。
高濃度酸素を使用すると、この方も言われている老ける素である活性酸素が増加しますので危険です。（老けるだけでなく、毒素になりますので健康を害す危険性がある）

ではなぜ、わざわざそんな物を入れるのか？
それは十分な高気圧を作り出す技術力がなかったからです。足りない気圧の分を、余分に酸素を送り込む事で補おうとした訳です。そうすると一時的にはスッキリした感じが得られる訳です。
酸素バーでも一時的にスッキリした感覚があると思います。これは販売元にしつこく問い合わせた部分ですので間違いありません。


酸素カプセルを利用される時は、
①そのカプセルが何気圧まで上がるものか？
②高濃度酸素を使用するか？
を確認しましょう。
１．３気圧まで上がり、高濃度酸素を使用しないカプセルを利用しましょう。

ここから↓は難しい説明になります。
加圧をしていない酸素だと意味がない、あるいは逆効果になる理由をご説明します。
酸素を運搬するのは血液中のヘモグロビンの働きですが、このヘモグロビンの量は酸素療法でも増えません。ヘモグロビンは通常いっぱいいっぱいまで酸素を含んでいますのでこれ以上酸素を送っても飽和状態で入らないのです。
しかし、加圧した酸素は血液中に溶け込むので、この状態でも有効なのです。これを溶解型酸素と呼んでいるそうです。

ベッカムが利用したとされるのは、この溶解型酸素を作り出す酸素カプセルで、それが出来ない酸素カプセルで同様の効果が得られるとは思えません。
当院にあるのは、現在日本ハムファイターズでハンカチ王子として有名な斉藤祐樹投手が利用していたのと全く同じです。

不十分な知識で説明するサイトや記事が多く、情報が錯綜しているなと私も思います。誤解しても仕方がないと思います。
当院のモットーは真面目な経営です。健康を害す物は提供しません。そのために下調べは綿密に行っていますのでご安心ください。（病院からの紹介で来られる方もみえますし、医師や看護師などの医療従事者の方々も多く利用されていますので、当院の物と同型の酸素カプセルであれば安心してご利用いただけると思います）