恐らく、人の健康に携わる職種の方は皆気にしている事だと思うのですが、最近どんどんと「動くはずの関節や筋肉を動かせない人」が増えています。
私はこれに大変危機感を持っています。
近年「インナーマッスル」という言葉が一般に広まっていますが、それについて詳しく説明できる人は少ない様です。
インナーマッスルの反対語は「アウターマッスル」と言います。
私は分かりやすい様に、インナーマッスルを“姿勢保持筋”と呼び、アウターマッスルを“動作筋”と呼んでいます。
この呼び方なら名称がそのまま役割を指しますので、何の筋肉かすぐに分かるでしょう。
で、インナーとアウターの両方を合わせると「骨格筋」です。
初めて聞くかもしれませんが、これは要するに一般的に筋肉と呼ばれているものです。
そして骨格筋は自分の意思で動かせる筋肉という定義があり、そのために“随意筋”と呼ばれます。
ここが今日の本題ですが、骨格筋は自分の意思で動かせるものです。ここまではOKですね?
じゃあ試しに大胸筋(胸の筋肉)をボディービルダーの様にピクピク動かしてみてください。
できましたか?
鍛えている人は簡単だったと思います。逆に鍛えていない人は、そもそも力の入れ方が分からなかったのではないでしょうか?
まぁこれは昔から出来ない人が多い訳ですが、最近は例えば足といういつも動かしている部位なのに、動かせなくなっている所を紹介します。
それが足裏の“横アーチ”と呼ばれる部分です。
足にはいくつかのアーチがあるのですが、一番有名なのは“内側縦アーチ”つまり土踏まずです。
足をよく観察していただくと、そこほどではありませんが、アーチがあるのが分かると思います。(アーチがなければ変形ですので、整形外科や治療院へ)
この横アーチが使われなさ過ぎて、アーチが失われる変形が最近の子供達に多く見られます。
同時に、ここも可動部なのですが、動かなくなっているのです。
動くはずの部位が動かなくなると、当然ながら他の部位がカバーする様になります。
カバーさせられ続けた部位はどうなるでしょうか?
疲労が蓄積していき、やがて故障となります。
で、痛くなったからと治療院へ行って相談する事になる訳ですが、根本的な問題はどこにあったでしょうか?
そうです。横アーチを使っていなかった事が問題だったのです。
つまり、痛みが取れて「はい、お終い」となってしまっては、またいつでも痛めてしまう事になるでしょう。
あるいは今回とは違う部位に負担をかけ、そこが故障するでしょう。
これではイタチごっこです。
全くといいほど動かない部位も出てきていますが、多いのは「本来はもっと動く部位なのに・・・」というケースです。
その代表が五十肩ですね。
もっと動くはずなのに痛くて動かない。
肩は全関節中でも最も可動域の広い関節であり、よく動かす部位だから気付きやすいのです。
が、気付かないだけで他の関節も動きに制限が出てきているのです。
皆さんはそれにお気づきですか?
気付かなければ「治さないと」という気持ちにすらならず、長年放置されて、結局は酷い状態になってしまうのです。
この話は非常に重要なので、また次回も解説していきたいと思っています。
動くはずの部位が動かない、動かし方も分からない状態で「自分は健康だ」と言えますでしょうか?
背骨は24個の椎骨と呼ばれる骨ですが、骨と骨の間は関節です。つまりは24個の椎骨の間全てが関節です。
さぁ、上から順に背骨を左右に動かしてみてください。
整体が背骨を重視している事は多くの人が知っている様です。
でも背骨1個1個の動きまで考えていると知っている人は少ないでしょう。
いつも言っている様に、歪みだけしか意識しないのは素人と変わりありません。
「本当の健康」を目指して、日々精進だと思います。
私はこれに大変危機感を持っています。
近年「インナーマッスル」という言葉が一般に広まっていますが、それについて詳しく説明できる人は少ない様です。
インナーマッスルの反対語は「アウターマッスル」と言います。
私は分かりやすい様に、インナーマッスルを“姿勢保持筋”と呼び、アウターマッスルを“動作筋”と呼んでいます。
この呼び方なら名称がそのまま役割を指しますので、何の筋肉かすぐに分かるでしょう。
で、インナーとアウターの両方を合わせると「骨格筋」です。
初めて聞くかもしれませんが、これは要するに一般的に筋肉と呼ばれているものです。
そして骨格筋は自分の意思で動かせる筋肉という定義があり、そのために“随意筋”と呼ばれます。
ここが今日の本題ですが、骨格筋は自分の意思で動かせるものです。ここまではOKですね?
じゃあ試しに大胸筋(胸の筋肉)をボディービルダーの様にピクピク動かしてみてください。
できましたか?
鍛えている人は簡単だったと思います。逆に鍛えていない人は、そもそも力の入れ方が分からなかったのではないでしょうか?
まぁこれは昔から出来ない人が多い訳ですが、最近は例えば足といういつも動かしている部位なのに、動かせなくなっている所を紹介します。
それが足裏の“横アーチ”と呼ばれる部分です。
足にはいくつかのアーチがあるのですが、一番有名なのは“内側縦アーチ”つまり土踏まずです。
足をよく観察していただくと、そこほどではありませんが、アーチがあるのが分かると思います。(アーチがなければ変形ですので、整形外科や治療院へ)
この横アーチが使われなさ過ぎて、アーチが失われる変形が最近の子供達に多く見られます。
同時に、ここも可動部なのですが、動かなくなっているのです。
動くはずの部位が動かなくなると、当然ながら他の部位がカバーする様になります。
カバーさせられ続けた部位はどうなるでしょうか?
疲労が蓄積していき、やがて故障となります。
で、痛くなったからと治療院へ行って相談する事になる訳ですが、根本的な問題はどこにあったでしょうか?
そうです。横アーチを使っていなかった事が問題だったのです。
つまり、痛みが取れて「はい、お終い」となってしまっては、またいつでも痛めてしまう事になるでしょう。
あるいは今回とは違う部位に負担をかけ、そこが故障するでしょう。
これではイタチごっこです。
全くといいほど動かない部位も出てきていますが、多いのは「本来はもっと動く部位なのに・・・」というケースです。
その代表が五十肩ですね。
もっと動くはずなのに痛くて動かない。
肩は全関節中でも最も可動域の広い関節であり、よく動かす部位だから気付きやすいのです。
が、気付かないだけで他の関節も動きに制限が出てきているのです。
皆さんはそれにお気づきですか?
気付かなければ「治さないと」という気持ちにすらならず、長年放置されて、結局は酷い状態になってしまうのです。
この話は非常に重要なので、また次回も解説していきたいと思っています。
動くはずの部位が動かない、動かし方も分からない状態で「自分は健康だ」と言えますでしょうか?
背骨は24個の椎骨と呼ばれる骨ですが、骨と骨の間は関節です。つまりは24個の椎骨の間全てが関節です。
さぁ、上から順に背骨を左右に動かしてみてください。
整体が背骨を重視している事は多くの人が知っている様です。
でも背骨1個1個の動きまで考えていると知っている人は少ないでしょう。
いつも言っている様に、歪みだけしか意識しないのは素人と変わりありません。
「本当の健康」を目指して、日々精進だと思います。