アプローチ整体院ブログ

三重県四日市市で一流プロスポーツ選手のケア&トレーニング指導を行っている整体院&整体スクールのブログ! 妊娠・出産・育児に関連する事を特に得意としています。 三重県で本格的な整体を受けたい、学びたいならアプローチ整体院へ!

2013年04月

動くはずの関節や筋肉が動かない人が急増中 それで健康と言えますか?

恐らく、人の健康に携わる職種の方は皆気にしている事だと思うのですが、最近どんどんと「動くはずの関節や筋肉を動かせない人」が増えています。
私はこれに大変危機感を持っています。

近年「インナーマッスル」という言葉が一般に広まっていますが、それについて詳しく説明できる人は少ない様です。
インナーマッスルの反対語は「アウターマッスル」と言います。
私は分かりやすい様に、インナーマッスルを“姿勢保持筋”と呼び、アウターマッスルを“動作筋”と呼んでいます。
この呼び方なら名称がそのまま役割を指しますので、何の筋肉かすぐに分かるでしょう。

で、インナーとアウターの両方を合わせると「骨格筋」です。
初めて聞くかもしれませんが、これは要するに一般的に筋肉と呼ばれているものです。
そして骨格筋は自分の意思で動かせる筋肉という定義があり、そのために“随意筋”と呼ばれます。
ここが今日の本題ですが、骨格筋は自分の意思で動かせるものです。ここまではOKですね?
じゃあ試しに大胸筋(胸の筋肉)をボディービルダーの様にピクピク動かしてみてください。

できましたか?
鍛えている人は簡単だったと思います。逆に鍛えていない人は、そもそも力の入れ方が分からなかったのではないでしょうか?
まぁこれは昔から出来ない人が多い訳ですが、最近は例えば足といういつも動かしている部位なのに、動かせなくなっている所を紹介します。
それが足裏の“横アーチ”と呼ばれる部分です。
足にはいくつかのアーチがあるのですが、一番有名なのは“内側縦アーチ”つまり土踏まずです。
足をよく観察していただくと、そこほどではありませんが、アーチがあるのが分かると思います。(アーチがなければ変形ですので、整形外科や治療院へ)
この横アーチが使われなさ過ぎて、アーチが失われる変形が最近の子供達に多く見られます。
同時に、ここも可動部なのですが、動かなくなっているのです。

動くはずの部位が動かなくなると、当然ながら他の部位がカバーする様になります。
カバーさせられ続けた部位はどうなるでしょうか?
疲労が蓄積していき、やがて故障となります。
で、痛くなったからと治療院へ行って相談する事になる訳ですが、根本的な問題はどこにあったでしょうか?
そうです。横アーチを使っていなかった事が問題だったのです。
つまり、痛みが取れて「はい、お終い」となってしまっては、またいつでも痛めてしまう事になるでしょう。
あるいは今回とは違う部位に負担をかけ、そこが故障するでしょう。
これではイタチごっこです。

全くといいほど動かない部位も出てきていますが、多いのは「本来はもっと動く部位なのに・・・」というケースです。
その代表が五十肩ですね。
もっと動くはずなのに痛くて動かない。
肩は全関節中でも最も可動域の広い関節であり、よく動かす部位だから気付きやすいのです。
が、気付かないだけで他の関節も動きに制限が出てきているのです。
皆さんはそれにお気づきですか?
気付かなければ「治さないと」という気持ちにすらならず、長年放置されて、結局は酷い状態になってしまうのです。

この話は非常に重要なので、また次回も解説していきたいと思っています。
動くはずの部位が動かない、動かし方も分からない状態で「自分は健康だ」と言えますでしょうか?
背骨は24個の椎骨と呼ばれる骨ですが、骨と骨の間は関節です。つまりは24個の椎骨の間全てが関節です。
さぁ、上から順に背骨を左右に動かしてみてください。
整体が背骨を重視している事は多くの人が知っている様です。
でも背骨1個1個の動きまで考えていると知っている人は少ないでしょう。
いつも言っている様に、歪みだけしか意識しないのは素人と変わりありません。
「本当の健康」を目指して、日々精進だと思います。 

【メンタル強化トレーニング】言葉の変換

わざわざメンタルトレーニングの間に“強化”という文字を挟みました。
より「強くなるんだ」というポジティブな思いが出るかと思って使っています。

この様に、自分が使う言葉をネガティブなものからポジティブなものに変換する事が重要です。
「それでトレーニングになるの?」
と思われるかもしれませんが、メンタルトレーニングというのは筋力トレーニングの様に体力的に疲れるものではありません。
一見すると簡単な事が多いのです。
ですが、実際にはなかなかそれに取り組めない人が多いのです。

メンタルの弱い人に「あなたは集中力がある方ですか?」とか「あなたはチームにとってなくてはならない存在ですか?」などと聞いてみると、ほとんどの質問に対してネガティブな意見が返ってきます。
例えばポジティブな人が多いアメリカ人をイメージしてください。
彼らに「あなたはイケメンですか?」と聞いたとします。
すると「あぁイケメンだよ。ジョニーデップには負けるけどね」という風にかえってきます。(実際にこんな感じの回答をされた時は、さすがだな~と関心しました)
日本人ならどうでしょうか?

とにかくまずはポジティブな言葉を並べてみる事から始めましょう。
まだ自分では集中力がない、と思っていたとしても、心の中では「最近集中力がついてきたぞ」と思う様にすると良いでしょう。
つまり自分を騙せば良いだけなのです。
嘘をつくのはダメな事でしょうが、このやり方に被害を受ける人はいませんからOKです。
チョイスする言葉をポジティブにしていき、それを定着させられれば、その頃にはかなりの進歩がみられる事でしょう。

ちょっと面倒ですが、例えば1ヶ月間メンタル強化トレーニングに励んだとして、その進捗情報を書き記していくと尚良いと思います。
進歩があった時はそれを記録し、なかった場合はなぜ進歩がなかったのかを記録しますが、進歩がなかった場合もネガティブには考えません。
進歩がなかった日は「だって今日は特に何も起こらなかったぞ。俺の強靱なメンタルを見せ付ける場面に恵まれなかったぜ」という具合に考えれば良いです。(ここまでポジティブに考えられるレベルならすでにトレーニングはいりませんが、おおよそこういう感じです)
この様に、ネガティブになりそうな場合は「だって」とか「でも」という言葉を使いましょう。
これらの言葉は「自分を守ってくれるワード」です。
社会的にはあまり使わない方が良いとされる言葉ですが、自分の中で使う分には誰にも迷惑はかかりません。OKなのです。
これらの守ってくれるワードを使わない状態というのは、要するに鎧も盾も兜もなしで戦場に赴く様なものです。
どんどん使っちゃいましょう。 

運動前のストレッチでケガのリスク上昇&瞬発力低下

最近「一般的に行われているストレッチをしてもケガ予防にならない」という事を書きましたが、これについて科学的な研究結果が発表されたそうです。

ストレッチには大きく分けて2種類あります。
一般的に皆さんがストレッチだと思われているのはスタティック・ストレッチ(静的ストレッチ)と言います。 
もう1つはラジオ体操などの様に動きのあるものです。これをダイナミック・ストレッチ(動的ストレッチ)と言います。

発表したのはクロアチアのザグレブ大学研究チーム。
今回の研究でストレッチと呼んでいるのはスタティック・ストレッチです。
「45秒以上同一姿勢でストレッチを行うと、関節周りの筋肉や腱が緩む事で弾力性を損ない、関節にかかった負荷を和らげる役割を失わせる事になる」との事。
私の考えと酷似しています。(私は45秒という数字は考えていませんが)

これを読まれたスポーツマンは「いやいやいや。45秒もストレッチしないから」と思われたかもしれません。
私は体操競技出身なので、45秒所か数分~数十分かけて同一部位をストレッチしていた記憶があります。
体操競技は柔軟性も採点の内なので良いのですが、とは言っても瞬発力が低下するのは困り者。
他競技でも瞬発力低下は痛いデメリットでしょう。

実験として、プロアスリートに45秒以上のスタティック・ストレッチをさせた場合とそうでない場合の筋力差を測定したものがありました。
その結果、平均5.5%も筋力がダウンし、跳躍力や瞬発力も平均3%ダウンしたそうです。
尚、ストレッチ時間を45秒から90秒に延ばすとさらに顕著だったそうです。
同様の実験で、スタティック・ストレッチ後にウエイトリフティングをさせると、挙げられる重量は8.3%も減少したというものもあります。

私としては気になるのは「どんなストレッチを行ったのか?」という所です。
スタティックである事は分かりましたが、その中でどういうやり方をしたのかは不明。
私の考えでは以前から書いている様に、「正しく行えばスタティックでもケガ予防になるし、パフォーマンス向上に役立つ」と思っています。
スタティックとダイナミックという括りはあくまでも大枠のもの。
ストレッチの種類は本当に無数にあるのです。
この発表で「じゃあ運動前にスタティックは危険なんだ。やらないでおこう」という考えが広まっても怖いな、と思うのです。

間違った治療が横行している様に、トレーニングやストレッチに関しても間違ったものほど広まっています。
インストラクターやトレーナー、部活動の顧問やクラブチームのコーチなど、指導者は正しい知識を身につけて提供する義務があると思っています。
「なぜこのトレーニングを行うのか?」「なぜこのストレッチを行うのか?」「本当にそれがベストなのか?」
そう聞かれた時に応えられない様なものは提供してはいけないでしょう。
間違った、あるいは古い知識を得意気に披露される指導者が多過ぎです。セミナーなどでさえそんな事が多々ありますから、本当に酷い話です。
ハッキリ言って日本のフィットネスは世界のトップレベルから見れば10年は遅れています。
例えばフィットネス大国のアメリカで10年以上前に否定された理論を日本では最新だと言ってお金を取って教えている現状があります。
最近最も酷いと感じた例は“加圧トレーニング”です。
あんなものは日本でさえ、少なくとも1980年代に否定されたトレーニングです。(日本体育協会教本にもその事が記載されています)
それを30年も経ってから、あたかも最新のトレーニング理論の様に披露するのはいかがなものなのか。
私の感覚から言えば「詐欺」。それ以外の何者でもない。
こんなものを取り入れている所は、「金さえ儲かれば何でもいい」と考えているか、単に不勉強過ぎるかのどちらかでしょう。 (スポーツのためのトレーニングでなく、単に見た目を求めてならばそこまで否定しませんが、どちらにせよ推奨はしません)

治療だけでなく、トレーニングやストレッチも1つしかない自分の身体の事ですから、慎重にチョイスする事をオススメいたします。 

質の悪い筋肉=収縮速度の遅い筋肉

タイトル通りにイコールで括ってしまうのはちょっと問題有りかとは思いますが、おおよその感じは掴めるかと思います。
皆さんは“筋肉の質”について考えた事がありますか?
スポーツ経験者ならば一度は考えた事かと思います。

筋肉は伸び縮みする事が仕事です。
というか、それしかできません。
故に質を考える場合も伸び縮みに関する事だけ。
「どれだけ伸びやかな筋肉なのか?」「収縮速度はどのくらいか?」という事です。

ストレッチは筋肉を伸ばす運動ですが、以前も書いた様に誤解されている方が多い。
“ストレッチ=関節可動域拡大”
と、思われているのです。
この考えのもとにストレッチをしても、効率悪く関節可動域が拡大するだけで、例えばケガ予防の役には立たないですね。
正しくストレッチをすると筋肉の収縮を正常化させる事になり、それこそがストレッチの役割だと言えます。
関節可動域拡大は筋肉の質と平行して行っていかなければ故障の元になるでしょうし、競技力を低下させるでしょう。

我々整体師は「手をセンサー」にするための訓練を常日頃、特に修行中は行います。
昔「国家資格者である柔道整復師50人が集まり、整体師の様に手で背骨を触って歪みが分かるか試したが誰一人分かる者はいなかった。無資格者の整体師に分かるはずがない。奴らは適当な事を言っている」という書込があったのですが、柔道整復師は手の訓練などしていないです。
練習していない、勉強していないのですから出来ないのが普通でしょう。
例を挙げるならば、「俺は格闘技歴10年の黒帯や。1年しかやってない白帯に負けるはずがない。」と言っている人がいると考えてください。
実は前者は空手を10年やっていて、黒帯を持っている。後者はブラジリアン柔術を1年間やっている。
で、ブラジリアン柔術ルールで試合をして前者が負けた時、「負けは認めない。寝技なんてナンセンス。そんな格闘技は存在しない。インチキ」と言っている様なものでしょう。
(柔道整復がダメなのではなく、専門外の分野に踏み込んで専門家を批判しても勝ち目はないと思います。自分の土俵で戦うべきではないか?と思うのです。ただ、あまりにも接骨院で無茶苦茶な誤診や間違った治療をされる被害者が多い事、カルテを改善して保険の不正受給を常習化している事は問題視するべきだとは思います。)

話を戻します。
整体師が手を訓練しているのは何も骨格の歪みを見るためだけではありません。
筋肉の質を見るためでもあります。
「これは固いですね~」
と、固さしか見れないのは初級の段階。という事は以前も書いたかもしれません。
固いだけが悪い訳ではありません。柔らかいにも種類があって、良い柔らかさと悪い柔らかさがあります。
固いにも種類があります。
固い筋肉や悪い柔らかさをした筋肉は“質の悪い筋肉”であり、収縮速度が遅い。
収縮速度が遅いと頭でイメージした通りに身体が動かず、例えばギックリ腰になるのです。(子供の運動会で張り切った父親が肉離れを起こすのはこういう理由)
アスリートがこういった状態なると危険で、競技レベルは低下しますし、故障はまず避けられないでしょう。
「痛くても我慢して根性でやる」
というのが日本の美学の様な感じですが、できるケアがあるのにそれを怠っているのはアスリート失格と言わざるを得ません。
やれるだけやって、それでもケガしたならば、そこで初めて「仕方ない」と言えるでしょう。

筋肉の質は触ればすぐに分かります。
逆にこれが分からない手技療法家(整体師、マッサージ師、カイロプラクターなど)はすぐに引退するか、修行をやり直すべきでしょう。
最低限のスキルです。ですが、訓練法すら知らないでプロを名乗る人が多いので怖いと思っています。
トラブルになると嫌なので名前は言えませんが、「こちらに来る前に○○という整体院(あるいは接骨院や病院)に通っていたのですが、全然治らないし診断も何か納得いかないんです」という事を言われて来院される方は少なくありません。
「かなり頻繁に同じ院の名前を聞くな~」と感じています。しかも見てみると明らかな誤診。間違った治療。大袈裟ではなく、医療や人体への冒涜とも言える様な行為を繰り返している所もあります。(でも有名ですし流行っている様です)
いつも言っている事ですが、ダメだと思ったらそれが例え施術の途中であっても止めて帰るべきです。
身体を壊されてからでは遅い。
変にいじくられた身体は、自然に壊した場合では有り得ない状態になってしまいます。
この状態からスタートしたのでは、何倍も時間がかかってしまいます。

筋肉の質を低下させる要因はいくつもありますが、簡単に言うならば以下の通り。
1.運動不足
2.間違った運動、間違ったケア
3.疲労の放置(精神疲労を含む)
4.老化
です。
老化なら仕方ない、と諦める人がおりますが、それは間違いです。
やれる事はある訳で、それをやった人とやっていない人には差が出ます。
つまりは老化はしていくものではあるけれど、老化レベルはある程度操作できるのです。
「やるかやらないか」です。


長々と書きましたが、非常に重要な部分です。
勘違いされている方が多い部分ですし、これが分かっていればおかしな治療を避けられるかもしれません。
整体師(整体師じゃない人も整体師を名乗っていてややこしいですが)ならば触ってすぐ分かりますが、理想はご自分で質を把握できると良いでしょう。
そうなればケガのリスクは激減です。
スポーツをしない人でも、日常生活中のケガは大小合わせると以外と多いのです。
1つしかない自分の身体ですから大事にしたいですね。 

【お知らせ】明日4月27日(土)の営業開始時間

明日4月27日(土)は誠に勝手ながら、14時からの営業とさせていただきます。 
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