和服を着ていた時代と現代では、身体の使い方は大きく異なります。
ただ、それは当時の日本人が特別だっただけで、欧米では昔も今も身体の使い方は大差ありません。
アフリカの部族の方々の身体の使い方も、当時の日本ともまた別ですが、かなり素晴らしいです。
どこが素晴らしいかと言えばたくさんあるのですが、今回は“抗重力”という点に着目したいと思います。
著作権の問題などがありそうなので画像を載せられませんが、白人男性と黒人男性が同方向へ歩いている写真があります。
パっと見ただけで姿勢に大きな違いがある事が分かります。
白人男性は身体を捻り、重力に押しつぶされる様な状態に見えます。
黒人男性は重力を意に介さず、身体はピンと伸び、自然な姿勢で歩いている様に見えます。
ほとんどの人間が白人男性と同じ歩き方・姿勢をしています。
もちろん日本の現代人もです。
力学的な理想系は明らかに黒人男性の歩き方・姿勢です。
無理がなく、余分な負担もかかりません。
この黒人男性の状態は、重力に充分抵抗できる筋力が備わっているからできる姿勢なのです。
背すじを良くしようと頑張っても何ともならず、すぐに姿勢が崩れてしまうのは、そもそも重力に抵抗する筋力が足りないからと言えます。
この重力に抵抗する力の事を、「抗重力」と呼んでいます。
抗重力が理解できていれば、姿勢も動きの質も変わるでしょう。
抗重力ではコアと呼ばれる身体の深部が重要です。
姿勢保持に使われるので、姿勢保持筋とも呼ばれます。
ここを鍛えるメソッドは多くありますが、重力の視点から解説するものは少ない様に思います。
また、下半身の筋肉のほとんどが抗重力として使われます。
加齢と共に姿勢は悪くなりますが、理由の1つに抗重力である下半身の筋力低下があると言えます。
力=重さ、という考え方を持っていただくと、あらゆる動きの質は向上するでしょう。
力=筋力、の考え方を捨ててください。非効率的です。
例えば前進する時、足で蹴るのが筋力を使った場合です。
頭を前方に倒し、こけまいとして足が勝手に出る状態が重さを使った場合です。
スタミナの消耗度も大きく変わるでしょう。
ちなみに、体操競技の世界王者である内村航平は、重力がどの方向にかかっているのかを読み取る力がずば抜けて正確です。
スポーツに置いても重力を知る事は非常に重要な要素である事が分かるでしょう。
ただ、それは当時の日本人が特別だっただけで、欧米では昔も今も身体の使い方は大差ありません。
アフリカの部族の方々の身体の使い方も、当時の日本ともまた別ですが、かなり素晴らしいです。
どこが素晴らしいかと言えばたくさんあるのですが、今回は“抗重力”という点に着目したいと思います。
著作権の問題などがありそうなので画像を載せられませんが、白人男性と黒人男性が同方向へ歩いている写真があります。
パっと見ただけで姿勢に大きな違いがある事が分かります。
白人男性は身体を捻り、重力に押しつぶされる様な状態に見えます。
黒人男性は重力を意に介さず、身体はピンと伸び、自然な姿勢で歩いている様に見えます。
ほとんどの人間が白人男性と同じ歩き方・姿勢をしています。
もちろん日本の現代人もです。
力学的な理想系は明らかに黒人男性の歩き方・姿勢です。
無理がなく、余分な負担もかかりません。
この黒人男性の状態は、重力に充分抵抗できる筋力が備わっているからできる姿勢なのです。
背すじを良くしようと頑張っても何ともならず、すぐに姿勢が崩れてしまうのは、そもそも重力に抵抗する筋力が足りないからと言えます。
この重力に抵抗する力の事を、「抗重力」と呼んでいます。
抗重力が理解できていれば、姿勢も動きの質も変わるでしょう。
抗重力ではコアと呼ばれる身体の深部が重要です。
姿勢保持に使われるので、姿勢保持筋とも呼ばれます。
ここを鍛えるメソッドは多くありますが、重力の視点から解説するものは少ない様に思います。
また、下半身の筋肉のほとんどが抗重力として使われます。
加齢と共に姿勢は悪くなりますが、理由の1つに抗重力である下半身の筋力低下があると言えます。
力=重さ、という考え方を持っていただくと、あらゆる動きの質は向上するでしょう。
力=筋力、の考え方を捨ててください。非効率的です。
例えば前進する時、足で蹴るのが筋力を使った場合です。
頭を前方に倒し、こけまいとして足が勝手に出る状態が重さを使った場合です。
スタミナの消耗度も大きく変わるでしょう。
ちなみに、体操競技の世界王者である内村航平は、重力がどの方向にかかっているのかを読み取る力がずば抜けて正確です。
スポーツに置いても重力を知る事は非常に重要な要素である事が分かるでしょう。