現代において、整体では頚椎4番という首の上から4つ目の骨を観る機会は多いです。
ここは偏頭痛とか耳のトラブルと関わるのですが、アゴとも連動しています。

顎関節症の相談は私が整体を学び始めた頃から多いわけですが、最近も相談件数は多いままです。
「中頸操法」と呼ばれる型があるのですが、これは座位にて行う型で、初期の頃に学びます。これが頚椎4番の調整に用いられます。
見かけは簡単そうに見えて意外と難しいもので、特に受け手によって首の角度をわずかに変えて行う必要があるために不慣れな時は何をしているのか分からないものです。

また、首は腰とも強く繋がっているため、同時にそちらの調整も行う場合があります。
顎関節症の場合によく見かけるのは腰の捻じれ。捻じれの矯体法は派手な部類に入ると思いますが、私は一見すると地味な操法の方が好きです。私の好みなどどちらでもいいのですが。


学び始めの生徒たちもいるため、最近はこうした型を指導する機会が多いです。
2022年も来月で終わりですが、今年は私が整体を始めて20年。指導しながら、自身が指導を受けていた時のことを思い返し懐かしく思います。