悩んでいる人は首を観るとすぐ分かります。
首のサイドにある胸鎖乳突筋という筋肉が棒のように硬くなるのです。
これは体癖で言うところの頭脳型2種の特徴でもあります。

このような状態になると、どんどんネガティブになり、まだ起こってもないことでくよくよ悩み抜け出せなくなります。
そうした方に、私は「まあいっか」と口に出して言うと良い!と伝えています。口に出すことが肝要です。


整体にはこうした首の調整法として、胸鎖乳突筋操法があります。
これは座位にて行う操法で、比較的簡単な部類に属します。
ただし首は非常にデリケートな部位ですから、特に慎重に扱う必要があります。

また、「借金で首が回らない」という言葉があるとおり、あまりに悩みすぎると本当に首が硬直して回らなくなることがあります。環軸椎回旋固定位と呼ばれますが、頚椎の1番と2番の動きが固定されてしまって起こります。
この頚椎1・2番というのは脳に繋がっておると考えれているのですが、悩み事というのは直接ここにダメージを与えるわけですね。

何にしても悩んでいる人はホッと息が吐ける状態になれば良いのです。
そのためのお手伝いを整体師はするわけですが、カウンセラーの方達が行っているのもアプローチの仕方は違えど、結局はそういうことなのでしょう。